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硬貨には、日ごろ使用するもののほかに、記念硬貨というものがある。その名の通り、何かのイベントなどが行われた記念に発行されるものである。額面は百円、五百円といった一般的な金額から、十万円の金貨といった高価なものまで、さまざまである。
正規に発行された硬貨であるから、額面どおりの金額で使用できるのだが、当然そんなことをする人はいないだろう。記念硬貨を購入した人は大事に保管することになる。
そんな記念硬貨なら、持っていれば高い値段がつくかもしれない。そんな思いを抱くのも無理からぬことであろう。記念硬貨は発行数が決まっているので余計そんな考えを抱きがちである。
しかし、記念硬貨の買取はじつはそんなに甘いものではない。
基本的に記念硬貨の買取価格に額面以上の価値、プレミアがつくことはあまりない。ほとんどの記念硬貨の買取価格は額面どおり。つまり本来の硬貨としての価値しか認められない。これでは買取ではなく単なる両替である。
それは記念で、発行数か決まっていたからといって希少価値があるとは限らないからである。記念硬貨の中には数百万枚発行されたものもある。
記念硬貨に興味を持っていて、その硬貨を持っておらず欲しがっている人が数百万人いるか…額面通りという評価も仕方ないところだろう。
しかし、額面以上の価値がつく記念効果もごく少数だが存在する。プレミアがつく条件としては有名で話題を呼んだイベントの記念で作られ、しかも発行数が少ないことが求められる。
また特殊なパターンとして記念硬貨に何らかの曰く(製造過程のミスがそのまま残ったなど)があってプレミアがつくことがあるが、これは記念硬貨の買取とは意味合いが違ってくるだろう。
いうわけで、記念硬貨の買取に期待を抱くべきではない。やはり記念硬貨というのは当時を思い出す、心の価値でとどめておくべきということなのだろう。